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2025.04.23論文
呼吸器オルガノイドを用いたRSウイルスついての東京科学大学主導の共同研究論文を発表しました。
呼吸器オルガノイドを用いたRSウイルスついての東京科学大学主導(高山和雄教授)の共同研究論文を発表しました。
RSウイルス(RSV)は乳幼児に重篤な下気道感染症を引き起こす季節性の呼吸器病原体です。これまでの研究で主に用いられてきた培養細胞では、ヒトの呼吸器の宿主応答を正確に再現できないと考えられています。本研究では、iPS細胞から作製した呼吸器オルガノイドを用いてRSV感染のモデルとしての有用性を評価しました。RSVが感染したオルガノイドでは上皮層の破壊とコラーゲンの蓄積や炎症性サイトカインの上昇が観察されました。さらに、RSVの治療や予防に用いられず薬の効果が再現できました。これらの結果から、呼吸器オルガノイドはRSV研究に有用なモデルであることが示されました。
Hashimoto R, Watanabe Y, Keshta A, Sugiyama M, Kitai Y, Hirabayashi A, Yasuhara N, Morimoto S, Sakamoto A, Matsumura Y, Hidekazu Nishimura, Noda T, Yamamoto T, Nagao M, Takeda M, Takayama K. Human iPS cell-derived respiratory organoids as a model for respiratory syncytial virus infection. Life Science Alliance Accepted.
https://www.life-science-alliance.org/content/8/7/e202402837/tab-article-info
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