お知らせ・トピック

2025.06.01論文

RSウイルスの中和抗体価測定法について長崎大学主導の共同研究論文を発表しました。

The application of recombinant respiratory syncytial virus neutralization assay for surveillance.

(組換えRSウイルスを用いた中和抗体価測定法のサーベイランスへの応用)

Yutaro Yamagata, Michiko Toizumi,Jean-Francois Eleouet X,  Marie-Anne Rameix-Welti, Makoto Takeda, and Lay-Myint Yoshida. Accepted in Methods Protoc.


本研究では、RSウイルス(RSV)中和抗体を迅速かつ低コストで測定可能な新たな中和アッセイ法を開発しました。蛍光レポーターを発現する組換えRSVを用い、96ウェル白色プレート上での3日間の培養により、高感度かつ安定した蛍光シグナルが得られました。本手法は、従来のルシフェラーゼ法やELISA法と同等の抗体力価検出性能を示し、大量サンプルのスクリーニングやサーベイランス、抗ウイルス薬評価に有用です。