お知らせ・トピック
竹田教授が、ドイツ TWINCORE で講演を行います。
竹田教授が、2026年3月9日(月)にドイツ TWINCORE にて講演を行います。
https://twincore.de/events/seminar-takeda
講演タイトル: Host protease-mediated activation of respiratory viruses: From the laboratory bench to the frontlines of infectious disease control
呼吸器ウイルスにおける宿主プロテアーゼ依存的活性化:基礎研究から感染症対策の最前線へ
呼吸器ウイルスの膜融合タンパク質は、宿主プロテアーゼによる切断を受けることで活性化されます。私たちは長年、この活性化過程を担う宿主プロテアーゼの同定を目的として研究を進めてきました。その中で、II型膜貫通型セリンプロテアーゼであるTMPRSS2に着目しました。多くのウイルス融合タンパク質の切断配列がTMPRSS2の基質特異性と整合していることに加え、このプロテアーゼ自身がウイルス融合タンパク質と同じ細胞膜環境に局在する膜タンパク質であるという点が、私たちの強い関心を引きました。その結果、当初の仮説どおり、TMPRSS2が幅広い呼吸器ウイルスの感染成立および病原性発現において重要な役割を果たすことを明らかにしました。
その後、TMPRSS2を発現するVero細胞はSARS-CoV-1およびMERS-CoVに対して非常に高い感受性を示すことが明らかとなり、これらのウイルスの病原性にとってTMPRSS2が必須因子であることも示されました。しかし、Vero細胞の海外への輸送はワシントン条約(CITES)の規制対象であり、容易ではありません。そこで、コロナウイルス研究の世界的な研究基盤を構築する観点から、これらの細胞を国際的に配布可能とする体制の整備を進めていました。
その過程で、SARS-CoV-2のパンデミックが発生しました。予想どおり、VeroE6/TMPRSS2細胞はSARS-CoV-2に対して極めて高い感受性を示しました。パンデミック初期には、これらの細胞は世界中の数百の研究機関に配布され、SARS-CoV-2対策の中で広く利用されました。
本セミナーでは、これらの経験に加え、私たちの基礎研究から派生したその後の研究の進展について紹介します。
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