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竹田教授が再生医療学会で光制御型温度感受性センダイウイルスベクターについて発表します。
竹田教授が再生医療学会で光制御型温度感受性センダイウイルスベクターについて発表します。
第25回日本再生医療学会 2026年3月19〜20日 神戸国際会議場
https://site.convention.co.jp/jsrm2026/
光制御型温度感受性センダイウイルスベクター:高発現かつ自在なウイルスベクター消去を可能に
竹田誠1、大倉喬2、田原舞乃2、細木美香1、加藤大志1、佐藤守俊3,4
1 東京大学大学院医学系研究科
2 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所
3 東京大学大学院総合文化研究科
4 神奈川県立産業技術総合研究所
組換えウイルス技術を応用したウイルスベクターは、依然として遺伝子治療や再生医療分野における重要なツールの一つである。我々はこれまで、主に Ex vivo での利用を想定したモノネガウイルスベクターの開発に長年取り組んできた。再生医療分野で代表的に利用されているモノネガウイルスベクターとしては、センダイウイルスベクターが広く知られている。
これまでに我々は、麻疹ウイルス、狂犬病ウイルス、水疱性口内炎ウイルス、ウシパラインフルエンザウイルス3型など、複数のモノネガウイルスを用いて、青色光照射により遺伝子発現を精密に制御可能なウイルスベクターの開発に成功してきた。今回、同様の技術をセンダイウイルスに導入することに成功したので報告する。
従来の光制御型ウイルスベクターと同様に、モノネガウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼであるLタンパク質のコネクタードメインとメチルトランスフェラーゼドメインのリンカー領域に、青色光依存的に二量体化構造を変化させる光応答性分子 Magnet を導入し、この改変を組み込んだセンダイウイルスを合成した。
得られた組換えセンダイウイルスは、増殖速度こそ遅いものの、最終的な力価は野生型センダイウイルスと同等に達した。また、この組換えセンダイウイルスは青色光照射下で効率的に遺伝子発現を行う一方、暗所ではその活性が著しく低下した。さらに、本ウイルスは温度感受性を示し、33℃において高い遺伝子発現を示すものの、37℃では発現が著しく低下した。すなわち、33℃・青色光照射下では高発現が得られる一方、37℃・暗所に置くことで発現を検出限界以下に抑制でき、意図的かつ迅速なウイルスベクターの消去が可能であることが示された。
以上の結果から、本組換えセンダイウイルスは、将来的に再生医療分野における画期的なツールとなることが期待される。
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