お知らせ・トピック

2026.03.02研究費

へニパウイルスに対する抗体創薬に関する研究提案がAMED新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業に採択されました

へニパウイルスに対する抗体創薬に関する研究提案(研究代表者:竹田誠)が、日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業に採択されました。


公募研究開発課題:感染症危機対応医薬品等(MCM)に関する研究

研究課題名「ニパウイルス感染症に対する抗体創薬のための研究」


本研究は、ヘニパウイルス(特にニパウイルス)感染症のアウトブレイク時に迅速に展開可能な抗体医薬品候補の創出を目的とする。ニパウイルスは致死率40~75%に達し、ヒト-ヒト感染も確認されていることから、WHOのR&D Blueprint Pathogenおよび日本の重点感染症に指定されている。一方で患者数が限られるため、治療薬開発は十分に進んでいない。本研究では、麻疹ウイルス研究で培ったパラミクソウイルス研究基盤を活用し、センダイウイルスベクターによる免疫誘導によって広範な中和抗体を取得するとともに、高品質糖タンパク質作製技術と抗体スクリーニング技術を統合して単クローン抗体パネルを構築する。さらに、研究代表者が開発した光制御型VSVを応用した多段階増殖型VSVベクターにより、エスケープ変異体を効率的に取得し、共通保護エピトープを迅速に同定する。得られた有望抗体は動物モデルで有効性を検証し、ヒト化抗体へ展開する。本研究により、迅速展開可能な抗体医薬品候補、交差中和抗体パネル、新規エピトープ解析技術、抗体創薬プラットフォームを確立し、ニパウイルスのみならず将来の新興感染症への医療対策基盤の構築を目指す。


https://www.amed.go.jp/koubo/03004/01/C_00004.html