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2026.05.15研究費

ヒトメタニューモウイルスに関する研究提案がAMED新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点活用研究領域)に採択されました。

ヒトメタニューモウイルスに関する研究提案(研究代表者:竹田誠)が、日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点活用研究領域・多分野融合研究領域)に採択されました。


https://www.amed.go.jp/koubo/03004/01/C_00005.html


公募研究開発課題:海外拠点活用研究領域 通常枠

研究課題名「重大遺伝子変異を伴うヒトメタニューモウイルス流行株の出現と感染拡大の疫学ならびに分子基盤の解明(長崎大学ベトナム拠点)」


【背景】ヒトメタニューモウイルス(HMPV)は全年齢層に呼吸器感染症を引き起こし、特に小児や高齢者では主要な入院原因ウイルスである。近年、Gタンパク質遺伝子に111または180塩基の重複挿入を有する変異株が世界的に拡大し、2024年末から2025年初頭には中国北部を中心に流行が急増した。同様の遺伝子重複はRSウイルスでも世界的流行をもたらしており、免疫回避や伝播性への関与が示唆されている。【目的】本研究では、HMPV重複変異株の出現・流行拡大の要因と、その病原性・免疫回避機構を解明する。【方法】長崎大学ベトナム拠点が18年以上蓄積した約300例の患者検体と疫学データを活用し、重複変異株の出現時期、流行動態、患者背景との関連を解析する。さらに、我々が世界に先駆けて確立した重複変異株の遺伝子操作系と、東京科学大学が開発したヒトiPS細胞由来呼吸器オルガノイドを用い、重複変異がウイルス増殖、自然免疫回避、病原性に及ぼす影響を解析する。【期待される成果】疫学情報と機能解析を統合することで、HMPV進化と免疫回避の分子基盤を明らかにし、流行予測やワクチン・抗ウイルス薬開発に資する知見を創出するとともに、他の呼吸器ウイルス研究にも展開可能な国際連携研究基盤を確立する。