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2026.08.01論文

モルビリウイルスによるネクチン4受容体の利用能と動物種差に関する論文が J Gen Virol に受理されました。

モルビリウイルスによるネクチン4受容体の利用能と動物種差に関する論文が J Gen Virol に受理されました。


Broad permissiveness of mammalian nectin-4 orthologs for morbilliviruses: a notable exception in dolphin nectin-4

(モルビリウイルスに対する哺乳類ネクチン4オルソログの広範な受容性:イルカネクチン4における顕著な例外)

Mizuki Tominaga, Fumio Seki, Hiroki Nagata, Ayumu Hyodo, Yukiko Akahori, Yuki Kitai, Hiroshi Katoh, Makoto Takeda


本研究では、モルビリウイルスが細胞へ侵入する際に利用する受容体「nectin-4」が、ウイルスの宿主域に及ぼす影響を解析しました。ヒト、イヌ、イルカ、アザラシ、コウモリ由来のnectin-4を比較した結果、多くは幅広いモルビリウイルスの受容体として機能しましたが、イルカのnectin-4のみが麻疹ウイルスなど一部のウイルスに対して低い受容体活性を示しました。さらに、その原因が63番目のアミノ酸1か所の違いであることを明らかにしました。本研究は、受容体がよく似ていても、わずかな違いがウイルスの感染性や宿主域を左右することを示し、種間伝播や新興感染症の発生機構の理解に重要な知見を提供しました。