多くの呼吸器ウイルスの感染において、ウイルスの表面膜タンパクが宿主のプロテアーゼによって適切に分解（開裂）されることが必要です。この知識は、1970年代のセンダイウイルスに関する歴史的研究に基づいています。そして、その理解は、現代のパンデミックウイルスSARS-CoV-2を理解する上でもなくてはならない知識です。

Takeda M. Cleavage activation of respiratory viruses – Half a century of history from Sendai virus to SARS-CoV-2. Jpn J Infect Dis. in press

https://doi.org/10.7883/yoken.JJID.2023.353